正解のない時代を生きていく子どもたちにできることとは?
私は日本で育ち、日本の教育を受けてきた人間です。日本の教育=「詰め込み式教育・学力重視教育」を受けてきました。
しかし、学生時代よりも社会人として、1人の大人として生きていく方が遥かに長いですよね。
学生時代は約20年。
今は人生100年時代と言われる時代なので、社会人として、大人として生きていくのは約80年です。
そして社会にでて一番驚くことは、
「学生時代とは全く違うことが求められること!」です。
それは、
答え=正解を求められるのではなく、
正解のない独自の意見やアイデアを求められること!
です。
正解のない時代に求められていることは?
では、正解のない答えを求められている時代、どんな能力が必要なのでしょうか?
それは、
①想像力を使って何かをクリエイティブに生み出すことができること
②問題解決能力があること
です。
これは以前林先生の講演会へ行った際におっしゃっていたことでもあります。
私も子どもたちに接している際に
ただ単に英語いう知識を教えるのではなく、
日本語とは違うコミュニケーション言語である英語を最大限使って、色々質問をします。
英語は白黒はっきりしている言語なのである意味意見を述べやすいです。
私が実際レッスンでやっていることをご紹介しますので、子どもに聞いてみたいな!と直感で思ったものはぜひ取り入れてください✨
自分の意見を言う=自己表現の練習♪
まずは自分の意見を言う練習から入ります。ここがないと深く掘り下げていくことができませんし、自分が好きなように言っても安心!とという環境を作っていきます。
レッスンでは、
・好きな食べ物は?なぜ好きなの?
・週末どこへ行った?どうしてそこへ行ったの?
・絵本を読んだ感想は?読んだ絵本の中でどこの場面がおもしろかった?
などたくさんの質問をしています。
子どもは制限がないので、自分が思うように意見を述べます。
そしてただやったことや好きなことを述べるだけではなく、どうして?なんで?と深く掘り下げていくこともぜひ合わせてやってみましょう。
ただ、中には「まだ幼児だから、まだまだ幼いからそんなことを言うのは無理!」と思う方がいるかもしれません。
ただ、子どもは可能性に満ち溢れていますし、まずは試しで色々聞いてみると面白いですよ。
実際私の生徒さんは年少さんでも色々答えることができています(о´∀`о)
既成概念に囚われない想像力を働かせる質問をする!
これが個人的には結構面白くて大好きです。
子どもたちからどんな回答が返ってくるのか?いつも楽しみにしています。
よく私が質問することは
- (絵本を読み終わり)この後何が起こると思う?
- 仮定法のifを使った質問
・もし不滅の命があったとしたら何をしますか?
・ディズニーを一日貸し切れるとしたらどうしますか?
・もしあなたがこの絵本のキャラクターだったら何をする?
・もし自分でルールを決めることができ、尚且つ皆が従わないといけないのであれば、どうする?
→私の好きな回答は「親は1日500円支払い、子どもはそのお金を自由に使える!」というものでした!
・もし自分を色で例えるとしたら、何色ですか?
→私が一番好きな回答は「虹色」です!
何か1つ選ぼうとしていた私の常識を書き換えた瞬間でした(^◇^;)
既成概念に囚われないってすごい才能ですよね!
いつもどんな回答が聞けるかワクワクしてしまいます!
ここで重要なことは、どんな回答をしても「それいいね!面白いね!素敵だね!」と言い、否定しないでくださいね!
「そんなの無理だよ!夢みてちゃダメ!現実を見なさい!」などはNGです×
どうしたら良くなる?問題が解決する?
友人関係、兄弟関係など何か問題が起こることってありますよね。
私たちがしてしまいがちなのは、
「問題解説になりそうな答えを一生懸命子ども教えようとすること!」です。
それでは問題解決能力は育ちません。
答えを探すのではなく、どんな解決方法があるかな?とまずは考えて、色々な情報や状況を総動員することが大事です。それはたとえ答えが出なくてもそう考えることに価値があると個人的には思っています。
先日、ある英語の絵本がありました。
[Brother Messy, Brother Neat ]
題名の通り、お兄ちゃんは綺麗好き、弟くんは散らかすのが好きな子でした。
ある日、この家族に妹が生まれたことでこの性格の違う兄弟で1つの部屋をシェアしないといけない状況になりました。
あなたならどんなアプローチをしますか?
私はレッスンで子どもに
①まず、どんな問題が起きると思いますか?
ときき、状況を予測させます。
そして絵本を読み進めていくと、実際問題が起きます。
そこで、
②どんな解決方法があると思いますか?
とその後にわかる答えも見ずに、解決方法を考えていただきます。
答えを見れば簡単です。そこに至るまでに色々考える過程が大事なのです。
実際、この絵本に書いてある答えは
「お互いルールを決めてそれに従うこと!」
でした。
子どもたちは最初は戸惑う子もいますが、どんどん解決方法を出すのでいつも驚いています!
最後に
想像力を働かせる、または問題解決をする際に「質問」は大事です。
なぜなら、それは相手の答えを引き出すきっかけになるからです。
Yes, Noで答えられる質問ではなく、ぜひ5W1Hを使った質問に意識を向けてくださいね1
そして答えを教えるのではなく、ぜひたくさん質問をして、お子様がもっている世界を感じ、楽しんでください(о´∀`о)
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